犬がドッグフードを残す6つの理由!ご飯を残すときの対処法・注意点
「うちの子はエサをしょっちゅう残してるけど、何でなの?口に合わないのかしら」
「ご飯を常に残している場合は、病院へ連れて行った方がいいの?」
といった愛犬がドッグフードを残していて、心配なそこのあなた。
ご飯をあんまり食べてくれないと心配ですよね。
しっかりとドッグフードを食べないと、体に必要な栄養素を摂れなくなってしまいます。
この記事では、以下の内容について紹介します。
ドッグフードを残してしまう理由
エサを残したときの注意点
エサを残してしまう犬の対処法
病院につれていくべきか
愛犬がなぜご飯を残すのか知りたい方は、必見の内容です。
目次
犬がドッグフードを残す6つの理由
理由①.エサの量が多すぎる
理由②.体調不良で食べられない
理由③.ストレスを抱えている
理由④.口周りのトラブル
理由⑤.エサが好みじゃない
理由⑥.お菓子の与えすぎ
ドッグフードを残した場合の2つの注意点
注意点①.成長に十分な栄養を摂れない
注意点②.わがままの場合はエサを変えるべきではない
犬がドッグフードを残すときの6つの対処法
対処法①.トッピングを加える
対処法②.食べないようならすぐ下げる
対処法③.エサをふやかしてみる
対処法④.運動してお腹を空腹にする
対処法⑤.完食したら褒める
対処法⑥.おやつを与えるのをやめる
2日以上ご飯を食べないなら病院へ
食べ残しのドッグフードは捨てよう
まとめ
犬がドッグフードを残す6つの理由
ドッグフードを残す理由は、以下の6つが考えられます。
エサの量が多すぎる
体調不良で食べられない
ストレスを抱えている
口周りのトラブル
エサが好みじゃない
お菓子の与えすぎ
理由①.エサの量が多すぎる
犬の食べ始めに注目して、はじめは毎回食いつきが良いようであれば、量が多すぎであると考えられます。
パッケージに給餌の目安量が書いてあります。
目安量通り上げるのが適切でない場合もあるって知ってましたか?
犬も人間と同様に、「食が細い・太い」などの個人差があります。
適量は個体によって、違うのです。
活発に動く子と静かに過ごす子では、運動量が違います。
食べ残しをして、体重が増減しないようであれば健康上問題ありません。
エサの量を少しずつ減らして、適量を探しましょう。
理由②.体調不良で食べられない
夏バテや疲れによって、あまり食べられないこともあります。
心当たりがある場合、犬の表情や様子を見てください。
通常時と違って、ぐったりしているようであれば、安静にさせてあげましょう。
数日間体調不良が続くようであれば、病院に連れていきましょう。
理由③.ストレスを抱えている
ストレスを抱えているときも、食欲不振になります。
引越しや周囲の環境で変化したことがあると、犬のストレスの原因になってしまう場合も。
飼い主の機嫌が悪くても、ストレスになります
残しはじめるようになった前後で、変化があるなら、以前の状況に戻してあげましょう。
エサを変えてしまった場合もストレスになります。
以前のエサに少量ずつ新しいエサを混ぜて慣らすことで、大きなストレスも感じなくなりますよ。
理由④.口周りのトラブル
口回りで怪我をしている場合もあります。
食事中の様子を観察してみましょう。
「口の片側でしか食べない」など不自然な口の動かし方をしている場合は、疑いましょう。
エサの食べ方だけでなく、以下の点もチェックしてみてください。
口臭
よだれの量
歯茎
口内炎や歯周病などのお口トラブルであると考えられます。
理由⑤.エサが好みじゃない
単なるわがままで、エサが好みじゃないだけの場合もあります。
わがままの場合、心配する必要はありません。
エサを与える際は、以下の点を守ってあげましょう。
総合栄養食を主食に与える
成長段階・犬種があったエサをあげる
犬の大きさに合った粒のエサをあげる
老犬や子犬には成犬用のエサを与えないようにしないようにしてください。
理由⑥.お菓子の与えすぎ
愛犬に主食以外のごはんを与えすぎていることが原因の場合もあります。
お菓子はおいしいため、食欲が湧く子も多いでしょう。
犬も主食より、おいしいお菓子を喜んで食べがち。
お菓子を与えすぎたせいでご飯を食べられなくなる子もいます。
食べられなくなるほど与えるのは、カロリー摂取の点でも問題です。
お菓子はカロリーが高いものも多いので、肥満になってしまうことも。
主食を残すようであれば、お菓子の量を減らすべきです。ドッグフードを残した場合の2つの注意点
犬がドッグフードを残す場合の注意点は、以下の2つです。
成長に十分な栄養を摂れない
わがままの場合はエサを変えるべきではない
注意点①.成長に十分な栄養を摂れない
ごはんを残してしまうことは、栄養不足に繋がります。
1日程度の残すなら、問題ありません。
マンネリ化するようであれば、必要な栄養素を摂れなくなってしまいます。
例えば、タンパク質を十分に摂れていないと、
皮膚がカサカサになる
被毛の質が悪くなる
などの悪影響もあるので、注意が必要です。
成長途中の子犬が食べなければ、十分に成長できない場合も。
体重の増減などもチェックしながら、適量のエサを与えましょう。
注意点②.わがままの場合はエサを変えるべきではない
犬がわがままなら、エサを変える必要はありません。
急にエサの種類を変えるのは良くないので、少量ずつ元のエサに混ぜて与えるのがおすすめ。
食べないからという理由でエサの種類を変えてしまうと、犬はわがままを覚えてしまいます。
さらにおいしいエサを求める子もいます。犬がドッグフードを残すときの6つの対処法
犬がドッグフードを残すときは、以下の6つの方法で対処してみましょう。
トッピングを加える
食べないようならすぐ下げる
エサをふやかしてみる
運動してお腹を空腹にする
完食したら褒める
おやつを与えるのをやめる
対処法①.トッピングを加える
主食のエサは変えず、トッピングを加えましょう。
なるべく嗜好性の高いものがおすすめ。
犬の好きな食べ物をトッピングしても良いでしょう。
茹でただけの野菜でも望ましいです。
最近では、エサにトッピングするようのふりかけも売っています。
犬の食欲が改善されることもあるので、試してみるのがおすすめ。
対処法②.食べないようならすぐ下げる
ご飯を30分以上食べない場合は、没収して処分しましょう。
「食べなければ、片付けられて食べられない」と学習すれば、わがままも治りますよ。
一度手を付けたエサを容器に入れっぱなしにするのは、雑菌が増えて、健康面で見ても良くありません。
犬は1日程度ごはんを食べないだけなら、特に問題ありません。
対処法③.エサをふやかしてみる
エサをふやかして、少し違う与え方をするのもおすすめ。
エサを水にいれてふやかすことで、嗜好性が高くなります。
犬は、嗜好性が高いものを好むのが特徴。
一般的にドライフードよりも、ウェットフードの方が嗜好性は高いです。
嗜好性が高いため、ウェットフードの方が犬の好物にもなりやすいです。
対処法④.運動してお腹を空腹にする
運動させて、お腹を減らせるのも有効。
屋内で遊んであげたり、外で散歩してあげたりしましょう。
お腹が空いていない状態だと、無理に食べるので苦しいだけです。
運動時間を今までよりも確保してあげましょう。
対処法⑤.完食したら褒める
犬がごはんを完食したら褒めてあげましょう。
大げさなくらい褒めてあげてもOK。
「全部食べる=褒めてもらえる=いいこと」と覚えてもらえれば、犬も意欲的に食べるでしょう。
撫でたり、「エライエライ」と褒めたりして、名前を呼んであげてください。
対処法⑥.おやつを与えるのをやめる
おやつが原因の一つとして考えられる場合は、与えるのをやめてみましょう。
お菓子を食べない分、お腹が空いて食べる量が増えますよ。
お菓子を食べないのは犬の健康上、問題ありません。
主食のドッグフードを食べないのは、栄養摂取不足なので問題です。
お菓子を上げないことで、食べるようになるかチェックしてみましょう。2日以上ご飯を食べないなら病院へ
丸2日以上ご飯を食べないなら、病気の可能性もあります。
動物病院を受診して、問題がないか見てもらいましょう。
お口トラブルや体の中のトラブルであることが考えられます。
病気によっては、早期発見が重要となる場合も。
発見が遅れると、治療難易度も上がってしまうこともありますよ。
医療費がもったいないと思うかもしれませんが、獣医師に診てもらった方が確実です。食べ残しのドッグフードは捨てよう
犬が一度手を付けて、食べ残してしまったエサは捨てましょう。
捨てる理由は、病気にかからないようにするためです。
犬が食べたエサは唾液が混ざっていることがあります。
唾液が混ざったエサは、菌が繁殖してしまうでしょう。
腐りやすくなり、栄養素も壊れてしまいます。
本来摂取できる栄養も摂取できなくなるのです。
食中毒などの病気のリスクを高めてしまうので、必ず捨てるようにしましょう。
勿体ないですが、病気になるよりは断然マシです。まとめ
この記事では、ドッグフードを残してしまう理由や対処法・注意点を解説しました。
以下がまとめです。
残してしまう理由は、単なるわがままなだけではない
2日以上ご飯を食べないなら、病院へ連れて行こう
エサを変える際は、少量ずつ元のエサに混ぜて慣らしていこう
エサを食べないときは、体調や口回りをチェックしてみよう
運動したり、お菓子を減らしたりして、空腹にさせてあげるのもおすすめ
エサをちゃんと食べたら、褒めてあげよう
いかがでしたか。
愛犬にはしっかりご飯を食べて、すくすくと育ってほしいですよね。
注意点と正しい対処法を理解して、愛犬の健康を守りましょう。